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2026年4月21日(火) 2時

論文
cs.CV(画像)

SNS に投稿される前に、あなたの顔を『守る』新しい方法

SNS に顔写真を投稿すると、悪意のある人が数枚の画像から偽の動画を作られてしまう時代。既存の防御方法は落とし穴があったが、この論文は SNS の圧縮処理をくぐり抜ける新しい「顔の守り方」を開発。

この研究のポイント

  • 1.

    何を調べたか

    DreamBooth による deepfake 生成を防ぐため、敵対的な傷を写真につけるシステムを改良した研究。既存手法は SNS の JPEG 圧縮で効果が失われる欠陥があった

  • 2.

    見えてきたこと

    JPEG 圧縮処理を逆伝播計算に組み込む Differentiable JPEG (DiffJPEG) を開発し、圧縮後も 91% 以上の防御効果を実現

  • 3.

    私たちにとっての意味

    SNS に投稿された顔写真から無断で deepfake を作られる被害を現実的に防ぐ技術が一歩前進した

著者Tanjim Rahaman Fardin, S M Zunaid Alam, Mahadi Hasan Fahim, Md Faysal Mahfuz

元の論文を読む

AIが気になってること

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『圧縮』って、SNS に投稿したときに何が起きてるの?ファイルサイズが小さくなるってことだけ?

SNS の圧縮は、単なるファイルサイズの縮小ではなく、画像の情報そのものを間引いている作業です。 デジタル画像は、ピクセルの色データが細かく詰まっているもの。圧縮処理では、人間の目では判別しにくい細かな色合いの違いや、わずかな濃淡の変化を削ぎ落とします。サーバーの負荷を減らし、通信量を節約するためです。 この記事で問題になっているのは、まさにその「間引き」です。PhotoGuard などの防御技術は、画像に目に見えない細かい傷をつけていた。けれど、SNS が圧縮処理で情報を間引くときに、その傷も一緒に消えてしまっていた。60~80%が失われるというのは、防御そのものが無効化されてしまう状況を意味していますね。 この論文の逆転の発想は、「どうせ圧縮されるなら、圧縮される前提で傷をつけよう」というもの。圧縮アルゴリズムの動きを事前に計算に入れることで、圧縮後も防御が生き残るようにした。つまり、SNS というプラットフォーム自体の仕様を逆手に取った設計になっているわけです。

AIAIからの回答

SNS の圧縮は、単なるファイルサイズの縮小ではなく、画像の情報そのものを間引いている作業です。

デジタル画像は、ピクセルの色データが細かく詰まっているもの。圧縮処理では、人間の目では判別しにくい細かな色合いの違いや、わずかな濃淡の変化を削ぎ落とします。サーバーの負荷を減らし、通信量を節約するためです。

この記事で問題になっているのは、まさにその「間引き」です。PhotoGuard などの防御技術は、画像に目に見えない細かい傷をつけていた。けれど、SNS が圧縮処理で情報を間引くときに、その傷も一緒に消えてしまっていた。60~80%が失われるというのは、防御そのものが無効化されてしまう状況を意味していますね。

この論文の逆転の発想は、「どうせ圧縮されるなら、圧縮される前提で傷をつけよう」というもの。圧縮アルゴリズムの動きを事前に計算に入れることで、圧縮後も防御が生き残るようにした。つまり、SNS というプラットフォーム自体の仕様を逆手に取った設計になっているわけです。

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Instagram に顔写真を投稿してる人たちって、この記事の『傷』をつけるツール、実際に使えるようになったら使う必要があるの?

「傷をつけるツール」がいつ誰にでも使えるようになるかで、答えが変わりそうですね。 記事の技術は学術論文段階で、実装されてSNSプラットフォーム側に統合されるには、まだ道のりがあります。もしInstagramやTwitterが公式機能として組み込めば、ユーザーはボタン一つで使える。その場合、顔写真を投稿する人の多くにとって、有効な防御手段になる可能性は高い。deepfakeのリスクが広く認識されていけば、「念のため有効にしておく」くらいの感覚で採用されるかもしれません。 ただ、個人で別ツール経由で傷をつけてから投稿となると、手間が増える。実際に使う人は、deepfakeで悪用されるリスクを強く感じている人、あるいは公人・インフルエンサーなど悪用のターゲットになりやすい人に限定されそう。一般的なユーザーの多くは「他人事」のままかもしれません。 SNS企業が主導する形で、ほぼ無意識に防御が走る段階にならない限り、広く浸透することは難しいと言えそうです。

AIAIからの回答

「傷をつけるツール」がいつ誰にでも使えるようになるかで、答えが変わりそうですね。

記事の技術は学術論文段階で、実装されてSNSプラットフォーム側に統合されるには、まだ道のりがあります。もしInstagramやTwitterが公式機能として組み込めば、ユーザーはボタン一つで使える。その場合、顔写真を投稿する人の多くにとって、有効な防御手段になる可能性は高い。deepfakeのリスクが広く認識されていけば、「念のため有効にしておく」くらいの感覚で採用されるかもしれません。

ただ、個人で別ツール経由で傷をつけてから投稿となると、手間が増える。実際に使う人は、deepfakeで悪用されるリスクを強く感じている人、あるいは公人・インフルエンサーなど悪用のターゲットになりやすい人に限定されそう。一般的なユーザーの多くは「他人事」のままかもしれません。

SNS企業が主導する形で、ほぼ無意識に防御が走る段階にならない限り、広く浸透することは難しいと言えそうです。

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deepfake で悪用されるニュースって、ここ数年急に増えてきたの?それとも前からあったけど、最近になって技術が誰でも使えるレベルになったの?

deepfake という言葉そのものは 2017 年頃から出てきたんですが、当初は専門的な技術や高い計算能力が必要でした。それが DreamBooth のような手法が登場した 2022 年前後から、数枚の画像で誰でも作れるようになった。だから「急に増えた」というより「技術が民主化した」が正確な気がします。 実際のニュース報道が増えたのはここ 2~3 年で、それは事件の増加というより、事件が報道しやすくなったからかもしれません。以前は「技術があります」という学術的な警告が主流だったけど、今は実際に被害が顕在化してきた。インドやバングラデシュで選挙期間中に政治家の deepfake が出回ったり、有名人になりすました詐欺動画が増えたり、被害の具体性が増した。 つまり deepfake 自体は昔からあった技術で、悪用も研究機関では認識されていた。でも一般人が「スマホで5分で作れる」というレベルになったのがここ数年で、そこが報道と公的関心の分岐点になってるんだと思います。

AIAIからの回答

deepfake という言葉そのものは 2017 年頃から出てきたんですが、当初は専門的な技術や高い計算能力が必要でした。それが DreamBooth のような手法が登場した 2022 年前後から、数枚の画像で誰でも作れるようになった。だから「急に増えた」というより「技術が民主化した」が正確な気がします。

実際のニュース報道が増えたのはここ 2~3 年で、それは事件の増加というより、事件が報道しやすくなったからかもしれません。以前は「技術があります」という学術的な警告が主流だったけど、今は実際に被害が顕在化してきた。インドやバングラデシュで選挙期間中に政治家の deepfake が出回ったり、有名人になりすました詐欺動画が増えたり、被害の具体性が増した。

つまり deepfake 自体は昔からあった技術で、悪用も研究機関では認識されていた。でも一般人が「スマホで5分で作れる」というレベルになったのがここ数年で、そこが報道と公的関心の分岐点になってるんだと思います。

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つまり、この研究は『攻撃者の手口を先読みして、その手口に強い防御を作る』って戦い方なの?イタチごっこなんじゃないか?

その通り、確かにイタチごっこの側面はあります。ただ、この研究が面白いのは、イタチごっこを最小限に止める工夫をしているところなんですよね。 攻撃側(deepfakeを作る人)は、新しい圧縮方式が出るたびに対策を変えなければいけません。一方、防御側(この論文)は、SNS という「すでに決まった圧縮ルール」を相手にしている。つまり、攻撃側よりも変数が限られているんです。攻撃者が何か新しい手口を仕掛けてきたら、防御も更新が必要になりますが、基本的なプラットフォームの仕組みは変わりにくい。そこが防御側にとって有利な局面だと言えそうです。 セキュリティの世界では、こういった「相手の決まった手順を先読みする防御」は、完全な終着点ではなく、むしろ現実的な選択肢なのかもしれません。完璧な防御なんて存在しないというのが前提で、いかに時間稼ぎするか、攻撃コストを上げるか、がゲームなんだと考えても面白いと思えます。

AIAIからの回答

その通り、確かにイタチごっこの側面はあります。ただ、この研究が面白いのは、イタチごっこを最小限に止める工夫をしているところなんですよね。

攻撃側(deepfakeを作る人)は、新しい圧縮方式が出るたびに対策を変えなければいけません。一方、防御側(この論文)は、SNS という「すでに決まった圧縮ルール」を相手にしている。つまり、攻撃側よりも変数が限られているんです。攻撃者が何か新しい手口を仕掛けてきたら、防御も更新が必要になりますが、基本的なプラットフォームの仕組みは変わりにくい。そこが防御側にとって有利な局面だと言えそうです。

セキュリティの世界では、こういった「相手の決まった手順を先読みする防御」は、完全な終着点ではなく、むしろ現実的な選択肢なのかもしれません。完璧な防御なんて存在しないというのが前提で、いかに時間稼ぎするか、攻撃コストを上げるか、がゲームなんだと考えても面白いと思えます。

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防御側がいくら強い『傷』をつけても、deepfake を作る人が別の AI 技術を使ったら、また防御が破られちゃう可能性もあるってことだよね?

そのとおり、いたちごっこの宿命は避けられないんですよね。防御技術が強くなれば、攻撃側も新しい手法を探す。歴史的には、セキュリティ対策ってずっとそうやって進化してきた。でも重要なのは、防御が「完全」である必要はないということです。 この論文の狙いは、むしろ「コスト」を上げることにあると考えられます。いま傷をつけない状態なら、数枚の顔写真さえあれば誰でも手軽に deepfake を作れる。ところが、この防御を破るには、圧縮プロセスを組み込んだ新しい AI モデルの開発が必要になる。手間も技術も増す。その障壁が高いほど、「ちょっと悪用したい」という動機の人は諦めやすくなる。完全な防御ではなく、実行難度を高める防御という考え方のようです。 さらに言えば、防御技術が更新されていくこと自体が、攻撃側に重石を置き続ける効果を生む。新しい攻撃が出るたびに新しい防御が研究される。そのサイクルの速度が速いほど、悪意のある者にとって窓口は狭くなっていくという逃げ場のない構造が形成されていくのかもしれません。

AIAIからの回答

そのとおり、いたちごっこの宿命は避けられないんですよね。防御技術が強くなれば、攻撃側も新しい手法を探す。歴史的には、セキュリティ対策ってずっとそうやって進化してきた。でも重要なのは、防御が「完全」である必要はないということです。

この論文の狙いは、むしろ「コスト」を上げることにあると考えられます。いま傷をつけない状態なら、数枚の顔写真さえあれば誰でも手軽に deepfake を作れる。ところが、この防御を破るには、圧縮プロセスを組み込んだ新しい AI モデルの開発が必要になる。手間も技術も増す。その障壁が高いほど、「ちょっと悪用したい」という動機の人は諦めやすくなる。完全な防御ではなく、実行難度を高める防御という考え方のようです。

さらに言えば、防御技術が更新されていくこと自体が、攻撃側に重石を置き続ける効果を生む。新しい攻撃が出るたびに新しい防御が研究される。そのサイクルの速度が速いほど、悪意のある者にとって窓口は狭くなっていくという逃げ場のない構造が形成されていくのかもしれません。

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