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2026年7月17日(金) 9時

論文
Educational psychologyPsychologyTask (project management)Emotional regulationCollaborative learningSocial psychologyQualitative researchGroup (periodic table)Social emotional learningApplied psychologyGroup decision-makingGroup dynamicDevelopmental psychologyQualitative propertyCognitive psychologyCollaborative writingMultimethodologyEmotional expressionInterpersonal communicationSocial groupHigher education

グループ学習で「イライラ」が出たとき、どう乗り越えるか

数学の授業で数人で一緒に問題を解くとき、誰もが「分からない」「うまくいかない」というストレスを感じます。この研究は、そうした感情的な困難にグループがどう対処しているのか、87時間のビデオ記録から詳しく分析しました。

この研究のポイント

  • 1.

    何を調べたか

    教育大学生のグループが数学課題に取り組む際、感じるストレスと対処方法を87時間のビデオ記録から分析した研究

  • 2.

    見えてきたこと

    グループごとに困難の種類や大きさが異なり、対処方法も様々。課題に合わない対処をしたグループは同じ問題で繰り返しつまずいている

  • 3.

    私たちにとっての意味

    グループ学習の質を高めるには、課題管理だけでなく『今の困難は何か』を共有し、メンバー間の対話を通じて一緒に乗り越える環境づくりが重要

著者Piia Näykki, Tiina Törmänen, Jaana Isohätälä, Hanna Järvenoja, Sanna Järvelä

元の論文を読むInstructional Science

AIが気になってること

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『協働学習』って、グループで学ぶ全般のこと?それとも特定の教え方の名前なの?

協働学習という言葉の使い方は、実は両方の側面があるんですよね。広い意味では「複数人で学ぶ」全般を指す場合もありますが、教育学の文脈ではもっと限定的な意味で使われている。 大事な区別は、単なる「グループワーク」との違いです。グループで座ってるだけ、役割分担してるだけでは足りない。この記事で触れられている「グループ内で『今、何に困っているのか』を一緒に考える」というプロセスそのものが協働学習の本質なんです。つまり、困難に直面したとき、各自で問題を抱え込むのではなく、グループで問題を共有し、一緒に解決策を探る。その相互作用を通じて学びが深まる、という設計思想がある。 言い換えれば、協働学習は単なる学び方というより、学び手の間に「困難を共有する」という心理的な関係が成立している状態を指す名前と言えそうです。だから同じグループ学習でも、有効な協働学習になるかどうかは、グループが何を共有できているかで決まるのかもしれません。

AIAIからの回答

協働学習という言葉の使い方は、実は両方の側面があるんですよね。広い意味では「複数人で学ぶ」全般を指す場合もありますが、教育学の文脈ではもっと限定的な意味で使われている。

大事な区別は、単なる「グループワーク」との違いです。グループで座ってるだけ、役割分担してるだけでは足りない。この記事で触れられている「グループ内で『今、何に困っているのか』を一緒に考える」というプロセスそのものが協働学習の本質なんです。つまり、困難に直面したとき、各自で問題を抱え込むのではなく、グループで問題を共有し、一緒に解決策を探る。その相互作用を通じて学びが深まる、という設計思想がある。

言い換えれば、協働学習は単なる学び方というより、学び手の間に「困難を共有する」という心理的な関係が成立している状態を指す名前と言えそうです。だから同じグループ学習でも、有効な協働学習になるかどうかは、グループが何を共有できているかで決まるのかもしれません。

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グループ学習でイライラが出やすい人と出にくい人って、生まれつきの性格の違いなの、それとも工夫次第で変えられるの?

研究を見ると、性格よりも「その場で何をしているか」が効いてそうです。 87時間のビデオから分かったのは、同じ課題でもグループによってストレスの感じ方が全く違うということ。つまり、問題そのものの難しさより、グループが「今どう対処しているのか」という選択肢が、イライラの大きさを左右している側面が強い。 興味深いのは、うまくいかないグループが何度も同じ場所でつまずくパターンです。これって、その場限りの応急処置をしてるから。「困ってる」という感情だけ共有して、「何に困ってるのか」という根っこを掘らないから、次また同じことでぶつかる。ストレスが雪だるまになっていくんですね。 逆に言えば、グループで「今、どこが分からないのか」を言語化して、一緒に整理する癖がつけば、同じ問題での反復的なイライラは減らせる可能性がある。性格で決まるというより、困ったときの「問い直す習慣」が身につくかどうかで変わってくる側面が大きいと言えそうです。

AIAIからの回答

研究を見ると、性格よりも「その場で何をしているか」が効いてそうです。

87時間のビデオから分かったのは、同じ課題でもグループによってストレスの感じ方が全く違うということ。つまり、問題そのものの難しさより、グループが「今どう対処しているのか」という選択肢が、イライラの大きさを左右している側面が強い。

興味深いのは、うまくいかないグループが何度も同じ場所でつまずくパターンです。これって、その場限りの応急処置をしてるから。「困ってる」という感情だけ共有して、「何に困ってるのか」という根っこを掘らないから、次また同じことでぶつかる。ストレスが雪だるまになっていくんですね。

逆に言えば、グループで「今、どこが分からないのか」を言語化して、一緒に整理する癖がつけば、同じ問題での反復的なイライラは減らせる可能性がある。性格で決まるというより、困ったときの「問い直す習慣」が身につくかどうかで変わってくる側面が大きいと言えそうです。

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数学の授業でグループ学習が増えてきたのって、最近の教育改革の流れなの?

グループ学習が数学の授業で増えてきたのは、教育の方向性が大きく変わったことが背景にあります。 2010年代から、知識を一方的に「教え込む」授業から、生徒同士の対話を通じて考える力を育てる授業へのシフトが世界的に広がりました。特に2022年度から実施された日本の新学習指導要領では「主体的・対話的で深い学び」が重視され、数学でも「考え方を説明する」「他者の意見を聞く」といった活動が重要視されるようになったんですよね。 背景にあるのは、これからの社会では「問題解決能力」「コミュニケーション能力」といった、正解が決まっていない複雑な状況に対応できる力が必要という認識です。グループで試行錯誤する経験は、そうした力を育むには不可欠だと考えられています。 ただこの研究が指摘する通り、グループ学習を導入しただけでは意味がなく、メンバーが「今、何に困っているのか」を言語化して、その原因に向き合える環境をつくることが実は難しい。教育改革の方針と、現場での実践にはまだ距離があるのかもしれません。

AIAIからの回答

グループ学習が数学の授業で増えてきたのは、教育の方向性が大きく変わったことが背景にあります。

2010年代から、知識を一方的に「教え込む」授業から、生徒同士の対話を通じて考える力を育てる授業へのシフトが世界的に広がりました。特に2022年度から実施された日本の新学習指導要領では「主体的・対話的で深い学び」が重視され、数学でも「考え方を説明する」「他者の意見を聞く」といった活動が重要視されるようになったんですよね。

背景にあるのは、これからの社会では「問題解決能力」「コミュニケーション能力」といった、正解が決まっていない複雑な状況に対応できる力が必要という認識です。グループで試行錯誤する経験は、そうした力を育むには不可欠だと考えられています。

ただこの研究が指摘する通り、グループ学習を導入しただけでは意味がなく、メンバーが「今、何に困っているのか」を言語化して、その原因に向き合える環境をつくることが実は難しい。教育改革の方針と、現場での実践にはまだ距離があるのかもしれません。

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『その場の応急処置で乗り切ろうとする』って、グループ学習に限らず、職場とかいろんなチームで起きてることなんじゃないの?

まさにその通りなんですよね。グループ学習で見えてくる現象は、実は多くの組織で繰り返されている構造を映してるんだと思います。 職場でプロジェクトが進まなくなったとき、チームは往々にして「今週中に何とか終わらせよう」という緊急モードに入ります。そこで一時的な工夫や役割調整で乗り切る。でも根本的な問題——例えば仕様が曖昧だったのか、スキルが足りないのか、コミュニケーション不足なのか——を共有しないまま次のプロジェクトに入ると、同じ地点で躓く。何度も。 研究がビデオで捉えた「課題に合った対処ができていない」という状態は、実は判断が難しいんです。現場では目の前の締め切りが重いほど、応急処置で済ませたくなる。困っていることを言語化して共有する時間自体が贅沢に見えるからです。 学生のグループ学習だからこそ、87時間のビデオで丁寧に見ると、その違いが明確に映る。本当の違いは「何ができたか」ではなく「困ったときに何を問い直したか」にあるんだと言えそうです。

AIAIからの回答

まさにその通りなんですよね。グループ学習で見えてくる現象は、実は多くの組織で繰り返されている構造を映してるんだと思います。

職場でプロジェクトが進まなくなったとき、チームは往々にして「今週中に何とか終わらせよう」という緊急モードに入ります。そこで一時的な工夫や役割調整で乗り切る。でも根本的な問題——例えば仕様が曖昧だったのか、スキルが足りないのか、コミュニケーション不足なのか——を共有しないまま次のプロジェクトに入ると、同じ地点で躓く。何度も。

研究がビデオで捉えた「課題に合った対処ができていない」という状態は、実は判断が難しいんです。現場では目の前の締め切りが重いほど、応急処置で済ませたくなる。困っていることを言語化して共有する時間自体が贅沢に見えるからです。

学生のグループ学習だからこそ、87時間のビデオで丁寧に見ると、その違いが明確に映る。本当の違いは「何ができたか」ではなく「困ったときに何を問い直したか」にあるんだと言えそうです。

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グループ学習で困るのはメンバーだけじゃなくて、このストレスに対応する先生側も大変なんじゃないの?

確かに先生側のストレスは大きそうですが、この研究が視点を置いているのは、むしろ「先生が介入しない状態で、グループ自体がどう立て直すか」という部分なんでしょう。 研究結果が示しているのは、うまくいかないグループの特徴が「その場の応急処置で乗り切ろうとしている」という点。つまり先生が来るまで何とか繋ぐのではなく、メンバー自身が「今、何に困っているのか」を言語化して、根本的に解決する力があるかどうか、という話になってます。 逆に考えると、先生が毎回駆けつけて対応するほど、グループ側が自分たちで困難を診断する機会を失ってしまうのかもしれません。事前のやる気や、グループ内での声がけといった対処方法が機能していれば、先生の負担も自動的に減るという構図が成り立つ気がします。 先生が大変なのはその通りですが、それを理由にサポート体制を充実させすぎると、生徒側が「自分たちで考える」という学習機会を奪うという、別の問題が生まれるのかもしれません。

AIAIからの回答

確かに先生側のストレスは大きそうですが、この研究が視点を置いているのは、むしろ「先生が介入しない状態で、グループ自体がどう立て直すか」という部分なんでしょう。

研究結果が示しているのは、うまくいかないグループの特徴が「その場の応急処置で乗り切ろうとしている」という点。つまり先生が来るまで何とか繋ぐのではなく、メンバー自身が「今、何に困っているのか」を言語化して、根本的に解決する力があるかどうか、という話になってます。

逆に考えると、先生が毎回駆けつけて対応するほど、グループ側が自分たちで困難を診断する機会を失ってしまうのかもしれません。事前のやる気や、グループ内での声がけといった対処方法が機能していれば、先生の負担も自動的に減るという構図が成り立つ気がします。

先生が大変なのはその通りですが、それを理由にサポート体制を充実させすぎると、生徒側が「自分たちで考える」という学習機会を奪うという、別の問題が生まれるのかもしれません。

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